あの日を忘れない…1.17集会について
今年も1.17がめぐってきました。1.17は私たちにとっても決して忘れられない、
忘れてはいけない日です。
私も幼馴染の後輩を亡くしました。亡くなった彼は、同郷で家が近所、同じ
小中学校に通い、公園でいつも野球やサッカーをし、日が落ちるまで遊んだ友達
でした。
大学は別々でしたが、神戸大学に進んだ彼は震災の時、大学院の1回生でした。
前日まで研究室の友だちとスキーに行っていた学生生活を満喫していたいました
が、次の日(17日)にアルバイトのため、深夜灘区六甲の下宿にもどり、ちょうど
就寝していた時に地震が襲いました。
激しい揺れのため、二階建ての下宿は崩れ、一階で就寝していた彼はその下敷き
になりました。
後に、彼のお母さんから「18日の午後に救助隊に助け出さられた時、彼がとても
穏やかなやさしい顔していて、それがせめてもの慰めでした」と聞きました。
この日本に生きるということは、地震や台風といった自然災害から逃れることは
できません。私たちは1.17を決して忘れず、「自分の命は自分で守る」、そのために
「気づくことができる」、「考えることができる」、そして「行動することができる」
よう、子どもたちに問いかけ、ともに理解を深めていくことができたら、と思い
ます。
今日の教頭先生の体験談も含め、沢山の人から託された思いを、決してムダにする
ことなく、これからの自分の「生きる」を充実させて欲しいと思います。
「天災は忘れた頃にやってくる」と言われています。それを言ったとされる物理
学者の寺田寅彦は、『天災と国防』という本の中で「人間は災害の記憶を忘れて
しまう」、「忘却が被害を大きくする」とも述べています。
私たちにできるのは、『忘れないこと』、『備えること』です。
自分自身でできることから始め、家族でも連絡のとり方や、避難の仕方等について
も情報共有しておくことが大切です。自然災害で生命を失うことがないように、これ
からも子どもたちにと一緒に考えを深めていきたいと思います。
最後に、今日の給食は、「食」の面からも震災を忘れないために、マイおにぎり、
ツナそぼろ、豚汁、バナナでした。
おむすび、たくあんのかおりあえ、豚汁、みかん、牛乳で、水や食べ物の大切さを
考えてもらうために「震災献立」です。被災した際、ボランティアの方々からおむすび
や温かい炊き出しに被災した多くの人々が励まされました。
食を通しても、人と人の繋がりの温もりと感謝をを忘れないようにもしたいですね。